小学校では2020年度から外国語教育が本格化し、5・6年生では英語が正式な教科になりました。その流れもあり、小学生のうちに海外経験をさせたいと考えるご家庭は年々増えています。とはいえ、まだ一人で行かせるのは不安、英語が話せなくても大丈夫なのかなど、迷いは尽きないものです。留学と聞くと中学生や高校生のイメージがあるかもしれませんが、小学生が参加できる方法も複数あります。
本記事では、小学生が参加できる留学の種類、学年に合った選び方、親子留学と子どもだけの短期留学の違いを解説します。ご家庭に無理のない一歩を見つけるための参考にしてみてください。
小学生の留学は何歳からできる?
小学生の留学は、学校によって受け入れ可能な年齢が異なります。ここでは、親子で参加する場合と、子どもだけで参加する場合に分けて目安を見ていきます。
対象年齢の目安
フィリピンでの親子留学なら、3歳から参加でき、小学生になるとより幅広い選択肢があります。学校によって提供するプログラムは異なりますが、7〜15歳のお子様については年齢や個々人の英語レベルに応じてマンツーマンレッスンを中心とした授業を行います。
一方、子どもだけで参加する場合はジュニアキャンププログラムがあります。こちらは日本の空港から語学学校の日本人スタッフの添乗があるため、保護者は日本の空港までの送迎さえすれば大丈夫です。おおよそ小学3年生以上であれば参加できるプログラムがあります。
親子留学を検討しやすい時期
小学生の留学の場合、まだまだ生活面で自立できていないお子様も多い時期なので、基本的には親子留学がおススメです。ただし、夏休みや春休みの時期に保護者がそこまで時間を確保できないケースが多いはずです。その場合は、1週間程度から参加できる親子留学プランや、ジュニアキャンプが選択肢になります。
また小学校高学年で、ある程度生活面で自立できていたとしても、海外が初めての場合や、食事・体調・睡眠に心配がある場合は親子参加が合うことがあります。
単独参加型プログラム(ジュニアキャンプ)の条件
子どもだけで参加するプログラムは、小学3〜4年生以上を対象とする例が見られます。ただし、年齢を満たせば参加できるとは限りません。
自分で起床や着替えができる、集団行動の約束を守れる、食事や体調の異変を大人に伝えられるといった生活面の力も欠かせません。また、英語力の基準、航空会社の年齢条件などもプログラムごとに異なるため、申込時に条件を見ておくと安心です。
小学生が参加できる留学の種類

小学生の留学は、保護者の同行の有無だけでなく、学ぶ場所や滞在方法によっても過ごし方が変わります。代表的な3つの方法を紹介します。
親子留学
親子留学は、保護者と子どもが一緒に渡航し、語学学校に滞在しながらレッスンを受ける方法です。1週間から参加できるプランもあります。
親子で別々の英語レッスンを受ける形、子どもだけが授業に参加して保護者は付き添う形など、過ごし方はさまざまです。寮・ホテル・コンドミニアム・ホームステイと滞在先にも違いがあるため、授業と生活の両方を家族に合わせて選べます。
短期留学(ジュニアキャンプ)
ジュニアキャンプは、子どもたちがグループで渡航し、英語レッスンと文化体験や観光などに参加する短期留学です。2026年度の募集例では7〜17日間、小学3〜4年生以上から参加できるコースがあります。
出典:https://www.city.urasoe.lg.jp/doc/2026020500014/
添乗員が日本出発から帰国まで同行するものもあれば、現地到着後にスタッフが支えるものもあります。寮かホームステイかによって必要な自立度も変わるため、期間だけでなく、引率と滞在の形まで見ておくと判断しやすくなります。
現地校体験・サマースクール
現地校体験は、海外の学校で現地の子どもたちと授業や活動に参加する方法です。サマースクールは、夏季休暇中に語学・スポーツ・芸術・探究学習などへ取り組むプログラムを指します。
1〜2週間ほどの短期から選べる場合がありますが、現地校の学期中か休暇中かで交流相手や内容は変わります。英語力や対象学年が定められることもあるため、誰でも参加できるわけではありません。
初めての留学に親子留学が選ばれやすい理由

小学生の海外経験で、親子留学が選ばれやすい理由を、生活と気持ちの両面から見ていきます。
生活面のサポートが手厚い
親子留学では、食事、着替え、持ち物、睡眠といった日常生活を、普段の様子を知る保護者が支えられます。低学年の子どもや、好き嫌い・アレルギー・服薬などに配慮が必要な家庭には大きな支えになります。
学校のスタッフへ要望を伝えたり、予定を一緒に整理したりできることも利点です。ただし、食事対応や医療面の支援範囲は学校によって違うため、家庭で必要な配慮を、具体的に伝えられるよう準備しておきましょう。
初めての海外でも安心感がある
保護者が同じ場所で生活していると、言葉や文化の違いに戸惑った日も、子どもは慣れた相手に気持ちを話せます。初めての海外でも、心を落ち着ける場所を持ちやすいでしょう。
親にとっても英語学習・海外生活の経験になる
親子留学は、子どもだけでなく保護者も英語や海外生活に触れられる機会です。保護者向けの語学レッスンがある学校なら、それぞれの教室で学び、あとから親子で経験を話し合えます。
授業を受けずに付き添う場合でも、買い物や移動などを通して現地の暮らしを体験できます。親が完璧に英語を話す必要はありません。迷いながら伝えようとする姿も、子どもが英語を使ってみる後押しになることがあります。
現地で子どもの変化を間近で見られる
親子で参加すると、子どもが英語であいさつできた瞬間や、友達の輪へ入ろうとする姿を近くで見られます。帰国後にどの経験を伸ばしていくかも、親子で話しやすくなります。
また、楽しそうな変化だけでなく、疲れや戸惑いに早く気づける点も見逃せません。すぐに代わって答えるのではなく、必要なときだけ支える距離を意識すると、見守られている安心感と「自分でできた」という実感の両方につながるでしょう。
学年によって変わる留学の選び方

小学生の留学は、年齢が上がるほど単独参加の選択肢が広がります。ただし、発達や性格には個人差があるため、学年はあくまで考え始める目安です。
小学1~3年生
小学1〜3年生は、親子留学や保護者同伴のサマースクールから考えると、生活の負担を抑えやすい時期です。授業は、歌やゲーム、工作、体を動かす活動が含まれると、英語が初めてでも参加しやすくなります。
体力面を考慮し、1日中学ぶ内容より、半日授業と家族で過ごす時間を組み合わせるといった選択も可能です。
小学4~6年生
小学4〜6年生になると、親子留学に加えて、添乗員同行のジュニアキャンプや寮滞在も候補に入りやすくなります。英語レッスンだけでなく、現地の同世代との交流や探究活動など、目的に合わせて選択肢を広げられます。
一方で、高学年だから一人で参加できると決めつける必要はありません。集団生活の経験、困りごとを言葉にする力、本人の参加意欲を見ながら、親子参加と単独参加のどちらが挑戦しやすいかを考える必要があります。
短期留学と親子留学、どちらを選ぶべき?

ここでは「子どもだけで参加する短期留学」と親子留学を比べます。どちらが優れているかではなく、今のお子さまが無理なく挑戦できる形を探していきましょう。
親子留学が向いている家庭
親子留学は、低学年の子ども、高学年であっても初めての海外に不安がある子ども、食事や体調面で個別の支えが必要な家庭に向いています。保護者も学びたい場合や、家族の思い出をつくりたい場合にも選びやすい方法です。
一方で、保護者の渡航費や滞在費、休暇も必要になります。また、子どもが保護者に頼りきりになることを心配する家庭もあるでしょう。授業中は別行動にするなど、現地での距離感まで考えておくと過ごし方が整いやすくなります。
子どもだけの短期留学が向いている家庭
子どもだけの短期留学は、身の回りのことを自分で行い、困ったときに引率者へ伝えられる子どもに向いています。本人が「一人で行ってみたい」と前向きで、集団での宿泊経験がある場合も検討しやすいでしょう。
保護者が同行しない分、出発前に生活の練習を重ねることが欠かせません。朝の支度、荷物の管理、入浴、服薬などを自分でできるかを試し、難しい部分をどのスタッフが支えるのかまで見えると判断しやすくなります。
迷ったときの考え方
迷ったときは、年齢だけでなく次の4点を並べて考えてみましょう。
- 本人の意欲
- 生活面の自立度
- 困ったときに助けを求める力
- 現地の支援体制
どれか一つでも大きな不安があれば、親子留学から始める方法があります。
反対に、本人が単独参加を望み、国内キャンプや宿泊行事を無理なく経験できているなら、添乗員同行の短期プログラムも候補です。
留学先を選ぶときにチェックしたいポイント

行きたい国のイメージだけで決めると、授業や暮らしが子どもに合わないことがあります。学校やプログラムを比べる際の3つの視点を紹介します。
子ども向けの受け入れ実績があるか
まず見たいのは、小学生を継続して受け入れてきた実績です。対象年齢が書かれているだけでなく、同年代の参加者数、担当スタッフの経験、寮やホームステイでの管理方法まで確認すると実際の過ごし方が見えてきます。
とくに低学年では、体調不良やホームシックが起きたときの対応が重要です。「子ども歓迎」という表現だけで判断せず、過去にどの学年を受け入れ、保護者へどう連絡してきたかまで聞けると安心材料になります。
子どもに合わせた授業が受けられるか
子どもに合う授業かを判断するには、年齢だけでなく、現在の英語レベルと授業の難易度が合っているかを見る必要があります。簡単すぎても難しすぎても、限られた留学期間を生かしにくくなります。
クラス分けの方法、1クラスの人数、発言する機会、先生から受けられるフィードバックを比べてみましょう。
現地サポートがあるか
現地サポートでは、緊急時だけでなく、毎日の小さな困りごとを誰に相談できるかが重要です。次の項目を整理しておきましょう。
- 空港送迎の有無
- 通学の付き添い
- 寮やホームステイ先の見守り体制
- 24時間対応の緊急連絡先
- 日本語対応の有無
親子留学でも、保護者だけで学校や医療機関とのやり取りを抱えるのは負担になることがあります。子どもだけの参加なら、引率者1人あたりの参加人数や夜間の管理者も確認項目です。サポートの有無だけでなく、利用できる時間と範囲まで比べるとよいでしょう。
小学生の留学にかかる費用の目安
費用は、参加形態と行き先によって大きく変わります。おおまかな目安は次のとおりです。
- 親子留学(フィリピン・セブ島、親子2人・1週間):総額30万〜50万円程度
- ジュニアキャンプ(子どものみ・1〜2週間):プログラム費20万〜40万円程度+航空券
- 欧米圏の親子留学・サマースクール:1週間で総額50万円以上になる場合も
授業料のほかに、航空券、海外旅行保険、現地での生活費なども必要です。表示料金に何が含まれているかを確認し、総額で比較しましょう。
小学生の留学でよくある質問
最後に、小学生の留学を考える保護者の方からよく寄せられる疑問に答えます。実際の条件は学校やプログラムごとに異なります。
Q:親が英語をほとんど話せなくても親子留学はできますか?
親が英語をほとんど話せなくても参加できる親子留学はあります。日本語で相談できる窓口や現地スタッフ、空港送迎があると心強いでしょう。
Q:小学生の親子留学は何週間くらいがおすすめですか?
初めてなら、まず1〜2週間が検討しやすい目安です。1週間は学校を長く休まず体験しやすく、2週間あると生活や授業の流れに少し慣れる時間を取れます。ただし、子どもの年齢、休暇、移動時間、予算によって無理のない長さは異なります。
Q:子どもが英語をまったく話せなくても大丈夫ですか?
英語がはじめてでも参加できるプログラムは多くあります。マンツーマン授業や初心者向けクラスのある学校なら、子どものペースに合わせて進められます。出発前に、あいさつや「Help me」など簡単な表現を親子で練習しておくと、現地で安心して過ごしやすくなるでしょう。
小学生の初めての留学は親子留学から考えると安心
小学生の留学には、親子留学、ジュニアキャンプ、現地校体験やサマースクールがあります。初めての留学では、保護者も一緒に過ごせる親子留学から始める方法が取り組みやすいでしょう。親子留学を将来の単独留学につなげる方法もあります。
親子留学の行き先にはさまざまな国がありますが、短期間でも英語に触れる時間を確保しやすく、比較的参加しやすい費用で留学できることから、初めての留学先としてフィリピン・セブ島を選ぶご家庭も多くあります。
セブ留学アカデミーでは、ご家庭の希望やお子さまの年齢、英語経験に合わせてフィリピンの複数の学校をご紹介しています。「親子留学とジュニア留学のどちらが合うのか分からない」「初めての留学で不安がある」という段階でもご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

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