フィリピンでの語学留学のスパルタ指導は、長時間の授業などで徹底的に英語漬けの生活ができることが特徴です。
単語の本来の意味から、怒号が飛び交う怖い授業をイメージする方もいるかもしれませんが、そのような雰囲気ではありません。
通常タイプの学校と同様に、フレンドリーな講師陣によって和やかな雰囲気で授業が行われます。
そこで、今回はフィリピン留学をお考えの方に向けて、スパルタ指導についてご紹介します。

どういったところがスパルタなの?

授業時間と出席

フィリピンの語学学校は通常タイプであっても、他国に比べると授業時間が長いのです。
さらにスパルタ校の場合はそれより長く、朝起きてから寝るまでの大部分が学習時間になっています。
授業が多く出席管理も厳しく、自習時間も強制されています。
英語学習に興味がない場合は辛いでしょう。
しかし限られた期間で英語力を向上したい方にとっては、長時間学習に専念できることは魅力です。
特に自分で学習プランが組めなかったり、つい怠けてしまう癖があるならば、強制的に勉強できるシステムは向いているでしょう。

テストの成績

テストが多いことも特徴です。
学校によっては点が悪いと、週末の外出禁止のペナルティがあります。
そのため合格のためにより真剣に勉強しようという気持ちになれます。
特にペナルティがなくても学習の定着度をこまめに知れることはメリットです。

徹底されたスケジュール管理

フィリピンは日本より物価が安く、カジノや飲み屋などの夜遊びの誘惑があります。
しかし多くのスパルタ校は平日外出禁止です。
平日の授業後に夜通し遊び歩いて、翌日の授業に悪影響にならないように管理しています。
休日は多くの学校で丸一日授業がなく原則として外出もできますが、門限はあります。
平日は授業に専念して休日は外出して学んだ英語を生かすというような、メリハリのある生活が送れることが魅力です。

英語のみの使用

中には英語以外の会話禁止を徹底している学校もあります。
母国語を自由に話せる環境だと、会話が通じる同じ国の生徒同士で固まってしまいがちになります。
しかし皆が英語を話していれば他国の人とも交流しやすくなるというメリットがあります。

スパルタ校はこのように徹底的に学習するシステムなので、上級者だけが対象に思えるかもしれません。
しかし実は多くの初心者も入学しています。
学内でクラス分けをしたり、中には学校全体を初心者向け・上級者向けなどとレベル別に分けているところもあります。

最後に

英語は上達したいけど厳しく管理されるのは続けられるか心配な方もいるかもしれません。
しかしどの部分が厳しいかは学校によって異なります。
また、管理をやや緩くしたセミスパルタ指導もあります。
さまざまな特色があるので留学の目的や求めるレベルに応じてよく比較検討することで、合う学校・コースを見つけることができるでしょう。