こんにちは!セブ留学アカデミーの早川です。
海外留学を経験してから就職活動や転職活動に望む方は多く、皆さん留学経験を生かして様々な業界でチャレンジしようと意気込んでいるかと思います(素晴らしい!)。
そんな中で、「留学経験を生かして留学エージェントで働いてみたい」と考える方も多く、実際に当社にも沢山の方から応募が来ています。

しかし当社の場合はそうした方々の採用率は1割以下
今回は留学エージェントで働く前に知っておいておきたい気をつけるべきポイントについて紹介したいと思います。

志望動機は詳細に!「留学の楽しさを伝えたい」だけではダメ。

2020年3月には出張ついでに短期留学(当社代表・早川)

当社に応募してくる方でも最も多い志望理由として、「海外留学に行ったらすごく楽しかったです。自分も留学の楽しさをみんなに伝えたいです」というものがあります。
もちろん留学エージェントで働く上では大切な思いです。しかしこれだけで採用されるのは難しいからです。
ちょっとドライな表現になってしまうんですけど、
「ほとんどの人にとって留学が楽しいのは当たり前」です。

外国に行き、勉強して、友達を作って、旅行も満喫する。
こんなの楽しいに決まっているじゃないですか(笑)
さらにドライな言い方になりますけど、「あなたに言われなくても留学が楽しいことくらい知っています」というのがお客さんの率直な気持ちです。

繰り返しますが、留学の魅力を伝えたいという考えは絶対に持っていて欲しいです。
しかし留学エージェントで働くのであればお客さんが知らない留学の魅力についても理解してほしいのです。

エージェントで働くのなら自らの留学の成果がなくてはダメ

もちろん当社スタッフは全員留学経験者

少なくとも当社としてはこういう考え方です。
応募者の中には「フィリピン留学はみんなぜひ行くべきです!私は帰国後もTOEIC500点しかありませんけど…。」という方がかなりいます。
採用する側としては、元々の英語力が高いかどうかは気にしません。豊富な留学経験も求めていません。実際に当社で働くカウンセラーのほとんどが留学前は英語初心者(TOEIC600点以下または受験経験なし)です。

しかし当社のスタッフは留学先では毎日しっかり勉強をして、帰国後には自らが求める英語レベルに到達しています。
その学習経験をお客さんに伝えられなければいけないのです。
おまけに彼らは帰国後3年以上経過した今でも英語学習を継続しています。

ワーホリ経験だけで留学エージェントに就職は正直厳しい

ワーホリ経験者の応募も当社は大歓迎です。しかし就労経験のみ、というのは正直厳しいです。
なぜなら当社に来られるお客様の大半がまず「英語スキルの習得」を第一目標とするからです。その場合は現地での生活や就労環境に関する情報よりも、どのようにして英語を学ぶのか、どんな語学学校がオススメか、といった話題がカウンセリングの大部分を占めます。

さらに留学エージェントの内部事情として、語学学校へ行くつもりの無いワーホリ希望者は顧客としてあまり重視しません
理由は明確で収益源がほとんどないからです。
語学学校に行かないので学校からのコミッション(紹介手数料)も発生せず、ワーホリのルールとして渡航前から仕事先の紹介をすることも原則禁じられています。

お客様からいただくものがあるとすれば海外旅行保険の加入や航空券の手配くらいのものです。
ですからワーホリに行ってオーストラリアやカナダで1年以上生活していた経験は貴重であっても、実際にその経験が発揮される場面は限られます。

これは私の経験談ですが、他の留学エージェントでワーホリ経験者のカウンセラーに話を聞いたものの、終始「楽しかったですよ!ぜひ行ってみて下さい!」という程度の話しか出来ず、正直なところ内容は薄っぺらい印象でした。
ちなみにそのカウンセラーの方は自分の口から「英語力は今も大したことないんですけど~」と言っていました(苦笑)。

他人の人生を変えたいと願うなら、自分の人生が変わっていないとダメ

当社は社名がアナザーストーリーというくらいですから、留学を通じてお客様の人生を変えたいと本気で考えています。
有り難いことに私たちの思いに共感してくれる応募者は多いのですが、残念ながらその人自身が留学で人生を変えられた経験をしていません。
そういう方には当社ではなく他の留学エージェントに行くよう勧めています。

一見すると留学エージェントは資格も必要ないですし留学経験者は好まれますが、今回お伝えしたポイントも踏まえた上で「自分は本当に留学エージェントで働くべきなのか」を考えていただきたいと思います。