港でTOEIC。

セブ留学アカデミー代表のハヤカワです。
2020年11月15日にTOEIC公式試験を4年半ぶりに受験してきました。
前回880点だったので900点を目標に掲げて挑んだ今回。
コロナ禍で申込みは抽選となり、名古屋の中心部在住なのになぜか受験地は名古屋港を指定されるというイレギュラーな受験となりましたが、無事に終えることができました(笑)

事前の模擬試験は大体9割前後くらいの正答数で、本番もそんな感じの手応え。
「9割の出来だけどもし8割9分だったら900点いかないし嫌だな~」と心配でした。
そして12月3日、本来なら結果発表は試験の17日後のはずがアメリカの祝日(感謝祭)があった関係で1日遅れで見ることになりました。その結果は…

955点!

正直、自分でも引くようなスコアが出ました…。いっても920点くらいかと思っていたので。
結果はインターネットでお昼12時に公開されるそうですが、ちょうど100円ショップのダイソーで買い物をしていたのでスマホで結果を見て思わず声が出た(笑)

そんな僕が、「自分は900点を取るまでにどんなことをしただろうか?」と振り返ってみたのですが、
特別なことをほとんどなく(ホントは何かスゴい勉強法を伝えられれば良いのですが残念ながら大したことはしていません)、超基本的な3つのことしかしていなかったので、今回はそちらをまとめたいと思います。

①参考書は最低限(僕の場合は3冊)

これは昔大学受験をしていた時から同じ考え方で、実際に超難関大学に合格するような人たちも同じようなことを言っていますね。
参考書を集めすぎないように、ということです。
で、僕がどんな参考書を使ったのかというと、これまた皆さん一度は聞いたことのあるものばかりです。

1冊目 「公式TOEIC Listening& Reading問題集7」

こちらはやはり鉄板ですね。毎月試験が行われるTOEICですので、少しずつ出題傾向は変わっていきます。
僕が試験勉強していた時点では6が最新版だったのですが、2020年12月4日に最新版の7が発売とのこと。
久しぶりに見てみるとUberのようなシェアリングエコノミーの話題など、新しいトピックも出てきています。
やはり最新版は購入しておいたほうが良さそうですね。
僕はこちらを1回目は本番と同じ形式と時間配分で取り組み、2回目以降はパート毎に繰り返し復習しました。

2冊目 「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」

 

こちらもTOEICの単語帳としては長らく超定番。本当によく出来た単語帳だと思います。
TOEICに限らず実用的な単語が多く含まれているので、僕がフィリピンに半年間留学している時は毎晩自習室でこの単語帳の書き取りをしていました。
1ページに10の単語が例文と共に記載されているので勉強しやすい!
そして本のサイズも小さい(寸法は17.2 x 10.7 x 1.4 cm)ので持ち歩きやすい!
2017年にリニューアルしたので新しいものを買いました。新バージョンは発音記号までついているのでさらに有り難い。
同じシリーズで「銀のフレーズ」や「金のセンテンス」というのもあります。
僕は買っていませんがご興味のある方は参考までに。

3冊目 「TOEIC L&Rテスト究極のゼミ」シリーズ

 

上で紹介した公式問題集などを解いていくと、何となく自分の得意・不得意が分かってくると思います。
実は僕の場合、リスニングが大の苦手。特にPart3と4。
そもそもTOEICだけでなく日本語ですら人の話を聞かない悪癖があるので(笑)、英語となるとなおさら厳しい。

そんな弱点強化のためにこの「究極のゼミ」シリーズのPart3&4編を購入しました。
こちらもとても参考になりました!
特に初心者向けの本というわけではないのに練習問題などがかなり難しい。900点を目指している自分がポロポロと間違えてしまう。
「ひょっとしてコレ上級者向けかな?」と思ったけどそんなことは一切書いていない。

でも結果的に今回のTOEICででリスニングは満点を取ることが出来たので、やはり効果はあったということでしょう。

②問題に慣れる

TOEIC初心者、中級者であれば英語の基礎やTOEICの問題形式を学ぶだけで良いですが、900点超えをするにはある程度TOEIC問題に対する慣れが必要です。
問題に慣れると出題傾向も分かりますし、
それによって「解答処理速度UP」と「見慣れない問題で慌てることを防ぐ」ことが出来ます。

僕はTOEICの問題に慣れるために、上で紹介した公式問題集や参考書だけでなく、無料のアプリやAmazonのKindle Unlimited(月額980円で書籍やマンガが読み放題のサービス)内にあるTOEICの参考書で新しい問題を解きまくりました。
アプリはこちらが役に立ちました。リスニングもリーディングもいけます。
最低限の参考書以外はあまりお金はかけずにいきましょう。

試験当日にYouTubeで1.2倍速にしてTOEICリスニング対策もアリ

今回、試験当日の朝はYoutubeでリスニング問題をPart1~4まで1.2倍速にして解いてみました。
問題は新形式であれば何でも良かったので以下の動画を使用しました。

スピードが速いこともあって100問中83点くらいの正答数。本番に不安を残しましたね(笑)
ですが試験本番のリスニングは落ち着いて解くことができました。
当然です。つい2時間前に1.2倍速でまるごと100問解いていたのですから(笑)

③TOEICスコアが欲しいのか、総合的な英語力が欲しいのかをハッキリさせる

「TOEICのスコアが高くても英語力が高いとはいえない」「一番メジャーなTOEIC L&Rはスピーキングやライティングが無いので英会話には意味が無い」など色々言われますが、個人的にはTOEICの勉強は英語力向上に非常に役立つといえます。
例えば前述の単語帳「金のフレーズ」であれば「730点レベル」という項に載っている単語だけでも使いこなせられれば相当なスピーキング力であるといえます。

ただし上に書いた通り、TOEIC900点が欲しいのか、それとも高い英語力を身につけたいのか、で取り組み方は変わります。
「スピーキングやライティングも含めて英語を勉強した結果、TOEICでは900点オーバーを取れた」という方は相当なレベルの人に限られます。
仮にTOEICハイスコアを取らなくてはいけない事情(会社の昇進や転職活動、受験など)があるならTOEICのための勉強をするべきです。
僕は留学エージェントの代表という立場上、今回はどうしてもTOEIC900点にこだわりました。
この点が曖昧になってしまうと時間と労力をムダにする可能性があるので注意しましょう。

まとめ

何だかエラそうに書いてしまいましたが、900点オーバーを目指す方の参考になれば嬉しいです。
マニアックな方はここからTOEIC満点を目指すようですね。僕はもういいです(笑)
しばらくはTOEIC学習はたまに取り組むだけにして、スピーキングとライティングのあるIELTSやケンブリッジ英検の勉強でもしていこうかと思います。
これから受験を控えている方はぜひ頑張ってくださいね!