The PastのVERSANT対策プログラムではテキストを3冊使用するため、それぞれ1冊ずつの学習で前編、中編、後編と分けて体験談を書くことにしました。
今回はいよいよクライマックスとなる後編です!
中編で書いたように当初の目標であった58点超えをわずか2ヶ月で果たしたため、60点超えを目指すことにしました。

【動画あり】The PastのVERSANT対策3ヶ月コース体験~前編~はこちら
【動画あり】The PastのVERSANT対策3ヶ月コース体験~中編~はこちら

3ヶ月目はPart E対策

VERSANTテストではなんと言っても発音がカギを握ります。
そこで1ヶ月目では全てのパートに通じる発音の基礎練習を行い、2ヶ月目ではPart Bのリスニング対策とPart Dの英文並べ替えの対策を行いました。
そして3ヶ月目ではPart Eのストーリーリテリングの対策を行いました!

VERSANTパートE(3問)

VERSANTのパートEは、問題文として流れてくる25秒前後の英語のストーリーを、30秒でまとめて説明する(リテリングする)テストです。
チェックポイントは「文章構文」「語彙」「流暢さ」そして「発音」です。
以下はVERSANT公式サイトにあるサンプル問題。

30秒、というのがなかなか難しいです!
過去2回のテストではPart E対策を全くせずに臨んだため、時間がオーバーしてしまったり、逆に短すぎて余ってしまいました。
ちなみにこのテストでは時間が短すぎて20秒程度で終了することはマイナス評価となるそうです。
しかも、そもそも英語で読まれたストーリーの内容を覚えていくこと自体が難しく、話に集中するあまり主人公の名前を忘れてしまう、などのミスもしょっちゅうです。

Part E対策で使用した教材


今回のパートで使用したテキストはこちら。
小倉慶郎氏による「英語リプロダクショントレーニング」(DHC)です。
内容の詳細は差し控えますが、レッスン1~21までにそれぞれストーリーが収録されており、ちょうどVERSANTテストのPart Eに近いイメージで勉強できます。
この本には文中の英語表現を学べるページがあったり、CDが収録されているためリスニング練習もできます。

授業ではどんな対策をしたのか


レッスンではまず講師が音声を再生し、以下の流れで進めていきます。

1・内容についての要約(時間制限なし)

ストーリーの音声を最初に聞いたら、まずは時間制限無しで自分なりに要約をしてみます。
1分程度のストーリーですので、記憶をたどりながら要約をすると1回目はかなりの時間を要してしまいます。
時間制限はありませんが、多分1分半以上喋っているような気がします(実際のVERSANTテストは30秒)。

2・ストーリーの内容確認


続いて、講師からストーリーの内容についての4つの質問があります。
質問に答えることで、正しく内容を理解できているかどうか確認されます。

 

3・実際の英文をスクリプトで確認して音読


3つ目は実際に音声で話していたストーリーの文章を全て音読します。
もちろん音読の際は発音やイントネーション、流暢さに気をつけながら読みます。
ちなみにVERSANTテストでは音声を聴きながらメモを取ることは許されていません。そのため本番ではなるべくストーリーを思い出すことに集中する必要がありますが、その際に発音が疎かにならないように気をつける必要があります。

4・ストーリーを3~4程度のグループに分けて要約


ストーリーは1分程度ですが、その中に起承転結があります。
実際のテストでもそうで、私がこれまでに聴いた2回の公式テストでは「ちょっといい話」だったり「オチのある面白話」などが出題されました。

そのため、文章をグループ分けして重要な情報とそうでないものを取捨選択し、簡単に要約する必要があります。

5・講師の英語を聴いてリピート(英文は読まず)

続いて講師が英語を読むので、その通りにリピートをする練習をします。
まずは聴いたとおりに話すということでリスニング力も試されるワークです。
言うまでもなく発音や流暢さも求められます。

6・要約をして自分のオリジナルの要約文を作成

当然ながらテストではこれらの英文を一度聴いただけで丸暗記することは不可能です。
また、じっくり思い出しながら何とかオリジナルの英文と同じように話せたとしても、30秒以内に収めることはまず無理です。

その際にはただ単に文章や単語を削るのではなく、自分なりに違う単語を使用したり、2つの文を1つにまとめるなどのテクニックが必要となります。
これらが「文章構文」「語彙力」といった項目でチェックされているのです。

7・テストと同じように時間内に要約をする


最後は実際のテストと同様に、自分で考えた要約文で話します。
もちろん英文は一切読みません。
尚、この参考書に登場するストーリーは基本的にVERSANT公式テストよりも長めなので、The Pastの講師がストーリーごとに制限時間を設けてくれます。

上の動画は失敗作です笑
最初の方がスムーズに話せていないのと、40秒以内というルールの中で37秒台は少し早く終わりすぎです。
きっと英文1つ分くらい抜け落ちたのだと思います。
ちなみにこの動画はPart E対策を始めた第一回目のレッスンで、それから10数回のレッスンを経て、最終的にはそれなりのレベルに達することが出来ました。
以下もその一例です。

 

全36回のレッスンを終え3度目のVERSANT試験の結果は!?

というわけでPart E対策のレッスンも終了し、The PastのVERSANT対策プログラム全36回のレッスンが終了となりました。
「受講開始前」、「2ヶ月経過時点」とそれぞれ公式試験を受験しましたが、次が3回目。
いよいよ最後の試験結果です。
その結果がこちら。


なんとOverallで62点となりました!
前回はFluency(流暢さ)やPronunciation(発音)こそ上がったものの、Sentence Masterly「文章構文」が50点しかありませんでした。
今回は61点と大幅にアップ!!
The Past代表の椿さんにも早速報告しましたが、3ヶ月で52点→62点はなかなか優秀とのこと。
CEFRでは変わらずB2評価となります。
C1に上がるのは69点必要らしいので、まだまだ道のりは長いですね~。

別の記事で改めて今回のプログラムの振り返りと感想を書いてみたいと思いますのでぜひチェックして下さいね!